カナダ・ドル:対米ドルで下落-自国通貨高の景気回復への影響を懸念

23日の外国為替市場で、カナダ・ ドルは米ドルに対して下落した。カナダ銀行(中央銀行)のロングワ ース副総裁が、カナダ・ドル高が景気回復にとって引き続きリスクに なっているとの見解を示し、2010年半ばまで政策金利を過去最低水 準に据え置く方針をあらためて示したことが響いた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が22-23日の会合後に発表 した声明は、米景気が強まっているとの信頼感を押し上げることがで きず、投資家はリスク資産を回避。これを受けて、米ドルは主要16 通貨中、13通貨に対して上昇する一方、カナダ・ドルは米ドルに対し て下落した。

RBCキャピタルのシニア為替ストラテジスト、デービッド・ワ ット氏(トロント在勤)は「カナダ銀行は早い時点での利上げが見込 まれない」と説明した。

カナダ・ドルはトロント時間午後4時31分(日本時間24日午前 5時31分)現在、前日比0.8%安の1米ドル=1.0773カナダ・ドル (1カナダ・ドル=0.9283米ドル)。23日は一時、7日以来最大の 上昇率(1.2%)を記録後、1.0691カナダ・ドルで終了していた。

カナダ国債市場では、10年物国債(表面利率3.75%、2019年 6月償還)の利回りはほぼ横ばいの3.41%だった。価格は5セント 上げて102.79カナダ・ドル。

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