FOMC:市場関係者のコメント-ドイツ銀行のスロック氏

米連邦準備制度理事会(FRB) は22、23の両日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、住宅ロ ーン担保証券(MBS)と住宅関連機関債の購入ペースを緩め、当初 は年末に終了する予定だった購入プログラムを3カ月延長して2010 年1-3月(第1四半期)末までとする方針を決定した。

FOMCはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0%-

0.25%の範囲に据え置くことも決めた。FRBは1兆2500億ドルの政 府機関発行のMBS購入枠のうち、これまでに約8620億ドルを買い取 っている。購入予定額2000億ドルの機関債の現在までの購入総額は 1292億ドル。

これについての市場関係者のコメントは以下の通り。

◎ドイツ銀行のシニアエコノミスト、トーステン・スロック氏:

「最も重要なメッセージは、当局が低金利を長期にわたって維持 すると言い続けていることだ。市場に広がっていた年内の利上げ観測 は取り除かれた。ブルームバーグ端末でFFIPとタイプすれば、3 月の利上げの確率は30%に低下したことが分かる」

「当局は購入プログラムを開始するよりも終了する方がはるかに 難しいと分かっているのだろう。プログラム終了への反応を非常に心 配しているため、終了日を10年に延期した。これで問題も先送りされ た」

「プログラム終了後にMBSスプレッドの上昇を抑制するのは良 い考えだ。プログラムの全体的な目的は金利を低く維持することだ。 懸念されるのは、これほど大規模に買い取ったFRBが手を引いたら 誰が買い手になるかという疑問が市場に広がり始めることだ。それは 10年の市場の状況に左右されるだろう」

「MBS市場は現状では自立できない状態だ」

「当局はプログラムをどう終了していくかに関して市場と対話す る必要があるため、細心の注意を払っている」

「市場を管理することが当局のレーダーの中心にある。当局者は 今後、発言や文書などを通じて今後の方針に関する対話を続けると予 想される」

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