米AMRの資金調達、日航出資に向けた財務の「弾力性」アピールか

日本航空への出資交渉で航空最 大手の米デルタ航空と競合しているとされるアメリカン航空の親会 社、米AMRは、資金調達と債務借り換えを通じて財務の健全性を アピールしようとしている可能性がある。

パイパー・ジャフレー(ニューヨーク)のマネジングディレク ター、ダグラス・ランテ氏は「AMRの資金調達は、日航との戦略 的取引に向けた資金源となるのみならず、この株式や転換社債発行 の発表は全体として、提携相手として財務上の弾力性をより良く見 せようとした試みである可能性がある」と指摘した。

米当局への届け出によると、アメリカン航空は日航と、事業提 携から「資本や資金提供の可能性」までさまざまな選択肢について 協議を進めている。日本政府当局者によれば、デルタ航空も日航へ の出資をめぐり交渉中。

この1週間で普通株式と転換社債の新規発行などを公表してい たAMRは23日、担保付優先債4億5000万ドル(約411億円) 相当の私募も発表した。同社の株価は、ブルームバーグ米航空株指 数が今年の最安値を付けた3月5日の水準から3倍以上に上昇して いる。23日の終値は前日比7.8%安の7.78ドル。

アメリカン航空の広報担当、アンディ・バックオーバー氏は資 金調達と日航との取引との関連性についてコメントを控えた。

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