欧州債(23日):独10年債反発、ウェーバー氏発言で-利回り3.37%

欧州債市場ではドイツ国債相場が 反発。独10年債相場は2006年6月以降で最長の続落から上げに転じ た。ウェーバー独連銀総裁が同国紙ターゲスシュピーゲルとのインタ ビューで、国内経済はまだ「持続的な上昇からは程遠い」と語ったこ とが材料となった。

反転前の相場下落局面では、独10年債利回りは一時、6週間ぶり 高水準まで1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に接近する 場面もあった。株式相場の上昇に加え、この日の5年債入札で応札が 振るわなかったことを受け、早い取引時間では国債相場は軟調となっ た。ウェーバー総裁はまた、2009年の国内経済が5%のマイナス成長 となるとの見通しも示した。

フランクフルト・トラストの資産配分責任者、クリストフ・キン ト氏は「ウェーバー氏はハト派ではなく、タカ派として知られてい る」と指摘。「欧州中央銀行(ECB)は出口戦略を決定する必要が ある一方で、早計な実行には踏み切らないことを明確にする必要があ る。ウェーバー氏の発言が早計な出口戦略をけん制したことから、市 場は安堵(あんど)したのだろう」と語った。

ロンドン時間午後4時27分現在、10年債利回りは前日比3bp 低下の3.37%。一時は8月13日以来の高水準となる3.44%まで上 げる場面もあった。同国債(表面利率3.5%、2019年8月償還)価格 は前日比0.19ポイント上げ101.03。2年債利回りは1.26%と、1 bp低下した。

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