欧州委:EU全域の金融監督一元化へ、早期警戒とリスク監視を強化

欧州連合(EU)の行政執行委員 会である欧州委員会は23日、強力な権限をもって加盟国27カ国全体 の銀行と証券、リスクを監視する機関を創設し、域内の金融監督を一 元化する構想を打ち出した。

欧州委の提案によれば、「欧州金融監督制度」が域内共通の基準 を策定する。また、「欧州システミックリスク理事会(ESRB)」 が金融システムを監視し、加盟国に対し銀行システムへの脅威となり えるリスクについて早期警戒を促す。

欧州委のバローゾ委員長は、「各国政府が銀行に数十億ユーロも の公的資金を注入せざるを得なかった2008年秋の悪夢再来から、納 税者を守ることがわれわれの目的だ」とコメントを発表した。

欧州委の提案は、ド・ラロジエール元フランス銀行(中央銀行) 総裁が2月に発表した報告を土台にしている。報告書は2段階の取り 組みを提言しており、システミックリスク理事会ならびに3つの監督 機関の創設を示唆していた。

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