ウォール街もびっくりのS&P500種上昇、10人中9人の予想を上回る

ウォール街の大手証券会社の株価 予想は、1930年代以来で最速のS&P500種株価指数上昇に追いつい ていない。

S&P500種は22日、前日比0.7%上昇し1071.66で終了した。 ブルームバーグの今月の調査に答えたストラテジスト10人中9人の予 想を上回った。これは少なくとも1999年以来で初めての現象だ。スト ラテジストらの予想の平均は1022で、現水準からは約5%低い。

ストラテジストらは今年3月以降に、予想を平均で5.8%引き上げ ているが、一段と引き上げるほどに米景気が強いかどうかについては見 方が分かれる。強気派は米経済がリセッション(景気後退)を脱し、7 -9月期には2.9%の成長を遂げるとの予想を手掛かりに株価上昇が続 くとみる。一方、弱気派は高い失業率や住宅市場への懸念から、相場上 昇は終わりに近いと考える。

前回S&P500種がストラテジスト予想平均を上回った2006年に は、ウォール街はこぞって予想を引き上げた。S&P500種はその後 11%上昇し、07年10月に過去最高を記録した。

フィデュッシャリー・トラストのファンドマネジャー、マイケル・ ムラニー氏は「現時点では若干の懸念があるものの、相場は上昇したが っているようだ」として、「目先には予想以上に力強い景気回復がある だろう。年末は今より高くなると思う」と話す。

一方で、バークレイズとゴールドマン・サックス・グループは弱気 だ。バークレイズの米株ストラテジー責任者、バリー・ナップ氏はブル ームバーグテレビジョンとのインタビューで、「バリュエーション(株 価評価)を他の資産クラスに比べてみると、株式にはもはや割安感がな い」として、「相場上昇は幾分行き過ぎのように見受けられる」と話し た。

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