中国人民銀の胡副総裁:多国型政府系ファンド設立提案-途上国投資を

中国人民銀行(中央銀行)の胡暁 煉副総裁は途上国への投資や、金融危機再発リスクの低減に向けて、多 くの国が参加する政府系ファンド(SWF)の設立を提案した。

胡副総裁は英財務省が管理する20カ国・地域(G20)のウェブサ イトに掲載した論文の中で、途上国に資金を回し、そうした国々が世界 経済の成長のけん引役となるのを支援するために「国境を越えたSWF の立ち上げを検討することは可能だろう」と指摘した。また中国が、ド ルの代わりに国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の利 用拡大を求めていく姿勢をあらためて示した。

同副総裁は、金融システムに変革がなければ、世界には依然とし て危機のリスクが残ったままになると主張。米金融当局によるいわゆる 「出口」戦略が、資産価格インフレの新たなサイクルの回避という点で 十分でない可能性を警告した。今後、世界の貯蓄が再び米ドル建て資産 に戻る中で、米金融当局が採用した安定化政策は目的達成が困難になろ うと予測した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE