欧州株(22日):上昇、景気底入れ感で-STマイクロと鉱山株高い

欧州株式相場は上昇。アジア開 発銀行(ADB)に続き、イタリアとスイスも景気見通しを上方修正 したことを受け、世界的なリセッション(景気後退)が終息しつつあ るとの兆候が強まった。

欧州最大の半導体メーカー、STマイクロエレクトロニクスは堅 調。半導体価格が約1年ぶりの高水準となったことを好感した。クル ーズ船運営大手の英カーニバルは3カ月ぶり大幅高となった。同社が 利益見通しを上方修正したのに加え、バンク・オブ・アメリカ(BO A)が同銘柄を買い推奨したことが買いにつながった。商品相場の上 昇を背景に、オーストラリアのBHPビリトンなど鉱山株が高い。

ダウ欧州600指数は前日比0.5%高の244.22で終了。同指数 は3月9日の水準から55%上げている。

リーガル・アンド・ゼネラル(ロンドン)の株式ストラテジスト、 ジョージーナ・テイラー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタ ビューで、相場はさらに若干上昇する可能性があるとの見方を示し、 「当社は株式に対して楽観的だ。現実の経済活動が高まり始めている 兆しがある」と語った。

22日の西欧市場では、ベルギーとルクセンブルクを除く16カ国 で主要株価指数が上昇。ダウ・ユーロ50種指数は前日比0.3%高、 ダウ・欧州50種指数は0.5%上げた。

景気見通し

イタリア財務省当局者はこの日、今年の国内総生産(GDP)が 前年比4.8%減少した後、来年は同0.7%増加するとの見通しを示し た。スイス政府によれば、今年は1.7%のマイナス成長となり、来年 はプラス0.4%となると見込まれている。

STマイクロは2.4%高。独半導体メーカーのインフィニオン・ テクノロジーズは1.3%上げた。DRAMエクスチェンジ・テクノロ ジーによると、指標となる半導体の価格は21日に1.1%上昇し、 2008年8月以来の高水準となった。

BHPビリトンは1%高。英豪系鉱山会社リオ・ティントは

2.4%上げた。プラチナ生産大手の英ロンミンは2.3%、メキシコの銀 生産会社フレスニージョは3.6%それぞれ上昇した。

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