米FRBによる景気てこ入れに向けた努力、信用逼迫が足かせにも

バーナンキ米連邦準備制度理事 会(FRB)議長による米景気回復に向けた取り組みは、銀行システ ムの健全化というFRBのもう一つの目標が障害となる可能性がある。

連邦公開市場委員会(FOMC)は22、23の両日の会合で、信 用逼迫(ひっぱく)が成長を妨げているとの認識を維持する見込み。 銀行融資は9月9日まで5週連続で縮小しており、アナリストらによ れば、これはFRBが銀行に対し、資本増強と貸し出し基準厳格化を 指示していることを反映している。

銀行の信用供与を回復させなければ、景気回復がFRBの予想よ り緩慢なペースとなり、米経済がリセッション(景気後退)に逆戻り することもあり得ると、エコノミストらは指摘する。そうなれば、F RBのゼロ金利政策がさらに長引く可能性は一段と高まることになる。

元FRB理事で現在はソレイユ・セキュリティーズの上級経済顧 問を務めるライル・グラムリー氏は、「銀行が民間からより多くの資 本を調達し、貸し出しを増やし始めれば、FRBは大喜びだろう。そ れが実現するまでは、緩和的な金融政策を通じてFRBが経済成長を 促し続けるしかない」と語った。

FOMCはニューヨーク時間23日午後2時15分(日本時間24 日午前3時15分)ごろに声明を発表する見込み。ブルームバーグ・ ニュースが実施した調査では、回答したエコノミスト全員が政策金利 の据え置きを予想した。

FOMCでは、FRBが1兆4500億ドル相当の住宅ローン関連 証券を買い取るプログラムの終了時期を延期し、購入規模を徐々に減 らすことが決まる可能性もある。同プログラムは年末に終了する予定 となっている。

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