鳩山首相:中国・胡主席と関係強化で一致、東アジア共同体構築を提案

鳩山由紀夫首相は、国連総会のため に初の外遊として訪問中のニューヨークで、中国の胡錦濤国家主席と初 の首脳会談に臨んだ。両首脳は戦略的互恵関係の強化で一致し、鳩山首 相はガス田問題のある東シナ海を「いさかいの海でなくむしろ友愛の 海」にし、東アジア共同体構築にむけて努力すべきだとの考えを示した。

予定を超えた一時間に及ぶ会談で、胡主席は鳩山首相の就任を祝っ たあと、「鳩山総理大臣の任期中に、中日関係はより積極的に発展する あらたな局面を迎える幅広い発展を見せてくれると望んでおり、確信し ている」と述べ、諸懸案を「大所高所から」解決することを提案した。 鳩山首相は東シナ海の問題をとりあげ、「お互いに石油、天然ガスを中 心にして協力をしていく海にしていこうじゃないかと申し上げた」と、 会談後記者団に語った。

鳩山・民主党は、同盟国である米国とは緊密で対等な関係を目指す 一方で、中国を含めた東アジア共同体の構築を8月の総選挙向けのマニ フェストで提唱していた。9月16日、首相就任直後の会見でも、米国 を排除しない方で、将来的にはEUのような通貨の統合も視野に入れた た東アジアの共同体構築めざすべきだとの持論を展開した。

これまで自民党政権下ではたびたび問題となった歴史認識におい て、鳩山民主党代表は村山談話の踏襲を明言し、胡主席はその明確な立 場を評価した。鳩山民主党代表は8月11日の外国プレス向け会見で、 政権に就任した場合には靖国神社には参拝せず、閣僚にも参拝の自粛を 求める考えを明言していた。

両首脳は中国で来月にも開かれる予定の日中韓首脳会議で再会談 する見通し。

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