英中銀:国債利回り上昇の公算-ポンド下落は長期的プロセスの可能性

イングランド銀行(英中央銀 行)は21日発表した四半期報告で、英国や米国などの国債の利回り は上昇(価格は下落)する公算だとの見解を示した。巨額の貿易赤字 を抱える国への投資が警戒されるとの見方を示した。

「黒字国の国民が貯蓄を赤字国の国債に投資することに徐々に慎 重になれば、それに伴い赤字国の借り入れコストが高まるだろう」と し、「相対的借り入れコストのそのような変化は、需要が黒字国から 赤字国へと移り均衡化するための中期的プロセスの重要な一部である かもしれない」解説している。

英中銀は報告で、金融危機は貿易赤字国である米英の内需を抑制 するとともに両国通貨のポンドとドルを下落させ、この結果、中国な どの貿易黒字国との不均衡は縮小し始めたと分析。ただ、不均衡の解 消には世界の需要構造が一段と変化することが恐らく必要だろうと付 け加えている。報告は元リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの チーフ欧州担当エコノミスト、マイケル・ヒューム氏らが執筆した。

中銀はまた、ポンドの相場動向に関する別の文書で、「ポンド下 落は、英経済の不均衡解消に向けた長期プロセスの一環である公算が ある。長期的に持続可能な実質為替レートが切り下がった可能性があ る」と分析した。

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