EUファンド規制を英年金基金が批判-投資の選択肢と受給者利益奪う

欧州連合(EU)が提案したファ ンド規制は世界の優れたヘッジファンドやプライベートエクイティ (PE、未公開株)投資会社への投資を限定し、結果的には年金受給 者に害が及ぶとして、英国の大手年金基金から「当然の懸念」の表明 が相次いだ。

英金融サービス機構(FSA)がロンドンで開催した会議でパネ リストらが語ったところによると、EU案では欧州の投資家は欧州の 銀行を使う欧州の運用会社を通じてしか投資ができなくなり、世界の ヘッジファンドの4分の3以上が投資先から排除される。

英国2位の年金基金、英国大学退職年金の法律顧問、ジェレミ ー・ヒル氏は17日、「当然ながら収益率の低下が懸念される」と指摘。 「影響は年金受給者に及ぶはずであり、当基金はこれを当然ながら懸 念する」と述べた。同基金の代替投資向け運用資金の半分は、米国の ファンドマネージャーが運用している。

また、資産の最大5分の1をヘッジファンドやPEが運用するハ ーミス・ファンド・マネジャーズは、同法案により欧州のファンドマ ネージャーには柔軟性がなくなり、選択肢が限定されるとして、EU 案を批判した。

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