FDIC総裁:預金保険基金の増強で、財務省からの借り入れ検討

米連邦預金保険公社(FDIC) のベアー総裁は18日、銀行破たんで資金が枯渇し始めている預金保 険基金の増強のため、財務省の融資枠からの借り入れを検討している ことを明らかにした。今年に入って破たんした銀行数は92行に上っ ている。

同総裁はジョージタウン大学主催の会合で、銀行の支払う手数料 や債券発行、財務省からの借り入れなどの選択肢について、FDIC 取締役会が公に意見を求めると述べた。議会は今週、ベアー総裁に対 し、5月に拡大された借り入れ権限を使用するよう求めた。

ベアー総裁は「財務省からの借り入れを含むあらゆる選択肢を検 討している」と発言した。

FDICの8月発表によると、銀行が破たんした際の預金支払い に使用される同基金は6月30日現在の資金が104億ドルと、1993年 のS&L(貯蓄・貸付組合)危機以来の低水準に減少した。その3カ 月前は130億ドルだった。FDICは今後1年間の損失に備え、320 億ドルを引当金として計上している。

銀行業界は資金調達に苦慮している上、今年すでに基金増強のた めに緊急手数料を支払っていると主張。追加手数料の支払いを求めな いようFDICと議会に働きかけている。一方、FDICが財務省か ら借り入れた場合、国民からの信頼が弱まり、税金を銀行支援に使用 しているとの批判が起こる可能性がある。

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