GS:三洋優先株、パナへの売却は保有の54%-1267億円で

米ゴールドマン・サックス・グル ープ(GS)は18日、保有している三洋電機の優先株の54%を、パ ナソニックによる株式公開買い付け(TOB)に応じて売却する契約 を結んだと発表した。昨年12月の売却合意を受け、株数を決めた。す でに決まったTOB価格131円を基にした売却額は1267億円。

GSと並ぶ三洋の再建スポンサーである三井住友銀行、大和証券 SMBCの売却株数は決定済み。パナソニックの広報担当者、門田晃 氏は今回GSが応じた株数を加算すれば、TOB実施後の三洋への出 資比率は「目標としてきた過半数となる」と述べている。

パナソニックは三洋の子会社化に向け、海外当局から独占禁止法 に関する事前審査を受けており、完了すれば、TOBを実施の予定。

GSなど3社は06年の出資時に1株700円で三洋電の優先株を引 き受けた。優先株は10株の普通株に転換可能なため、GSの売却益は 590億円となる。

発表文によるとGSは18日付で残り46%の優先株を転換し、8 億1890万株の普通株を取得した。三洋電株価の18日終値は246円。 普通株に換算した取得価格70円やTOB価格の131円を上回る。

東海東京証券の広瀬治シニアアナリストは、GSが「いまの株価 で市場売却すれば、大きなサヤが取れる。一方で市場売却の憶測が広 がれば、三洋の株価は下がるかもしれない」と指摘した。

パナの出資は「50%」に

クレディ・スイス証券の田端航也アナリストは、GSが半数近い 優先株を手元に残し普通株に転換したのは「議決権狙いでは」とコメ ント。三洋電の1株当たり株主資本(BPS)が「28円程度で、下手 に売れば株価急落の恐れもある」ため、GSが一気に市場放出すると は考えにくいとの見方を示した。

3社がパナソニックに売却することが確定した株数は、普通株ベ ースで計30億7903万株。一方、三井住友と大和の保有分も含め、全 優先株が転換した場合の普通株総数は61億5805万株。単純計算すれ ば、パナソニックの出資比率は50%をかろうじて超える。GSの出資 比率は13%、大和は4.0%、三井住友は2.3%となる見込み。

--取材協力 安真理子  Editors :Kenshiro Okimoto、Noriko Tsutsumi,Takeshi Awaji

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