アメリカン航空:連合内で主導的な役割-日航と資本提携交渉

航空会社世界第2位のアメリカン 航空は、国際航空連合ワンワールド内で主導的な立場をとり、経営再建 中の日本航空との資本提携交渉を進めていく可能性がある。事情に詳し い2人の関係者が明らかにした。

アメリカン航空グループは、この案件のアドバイザーに投資銀行 を選定したが、この関係者は非公開の交渉のため、金融機関名を明らか にしなかった。また、アメリカン航空のほか、豪カンタス航空と英ブリ ティッシュ・エアウェイズ(BA)の経営幹部は16日に東京で、日航 経営幹部と会談したという。

アメリカン航空、カンタス、日航の広報担当者はそれぞれコメン トを控えた。

日航はアメリカン航空のほか、航空会社世界最大の米デルタ航空 とも資本提携の交渉を行っており、米航空2社による日航争奪戦の状況 となっている。こうした背景には、3つの国際航空連合間の激しい競争 がある。

日航が持つ首都圏空港からアジア地域への国際路線網は今後、大 きな成長が期待できる。両陣営にとって魅力的な資産になりそうだ。ま た、日航には資本増強と同時に、共同運航で不採算路線を整理しながら 路線網を維持できるメリットがある。

デルタが中心となる国際航空連合スカイチームには日本の航空会 社が参加しておらず、アジア地域の路線網の確保で出遅れている。3極 目にあたるスターアライアンスには全日本空輸が加盟している。

前原誠司国土交通相は18日の閣議後会見で、日航と外国航空会社 との提携について「予断を持って意見を申し上げることは差し控えた い」と述べるにとどめた。前日の会見では、日航の自力再生に期待して おり、提携交渉の「推移を見守りたい」と語っていた。

また、前原国交相は基本的に、日本の大手航空会社は2社体制を 続け、航空自由化のオープンスカイ政策と観光立国の推進のため、航空 産業をツールとして位置付けていると述べた。日航の経営再建問題につ いては「さまざまな方の意見をうかがいたい」と語った。

--取材協力:上野きより Editor:Hideki Asai、Takeshi Awaji

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