グリー株上場来高値、自社ゲーム開発力を生かし会員数増-野村証強気

携帯向け交流・ゲームサイト運営 のグリー株が、一時11%高の9810円と昨年12月の上場来の高値を更 新。自社開発のゲームとソーシャル・ネットワーキング・サービス(S NS)の組み合わせで利用が活発化しており、一部アナリストが高評価 を与えたことを受け、今後の収益拡大を見込む買いが優勢となった。

野村証券は17日付で、グリーの投資判断を新規に「1(買い)」 で設定、調査を開始した。目標株価は1万2600円。富松陽介アナリス トは投資家向けメモで、「良質なゲームを開発するためには、モバイル に特化した表現技術やSNSとの連携強化が求められるが、当社は早期 の取り組みでこれら技術を内製化し、運営ノウハウが蓄積されている点 が強み」と指摘した。

さらに、NTTドコモなどがモバイルのパケット定額制を普及させ ており、環境面で追い風とも分析。グリーでは30、40歳代を中心に会 員数が増加しており、富松氏によれば、ドコモの加入者の比重は1年前 が3割強、現在では5割弱にまで上昇した。獲得した新規利用者は「ゲ ームだけではなく、コミュニケーション機能を活用する動きも続き、閲 覧数が会員数の伸びに比例している」と、同氏は見る。

2010年6月期の単体営業利益予想は、会社側の120億円に対し、 ブルームバーグ・データにある担当アナリスト8人の予想平均値は139 億円。野村証は151億円とアナリスト予想で最も高い水準を見込む。 さらに、11年6月期のアナリスト予想の平均値は178億円で、野村証 では191億円と試算している。

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