英ロイズ:政府資産保証から離脱断念、健全基準満たせず-テレグラフ

【記者:内田良治】

9月18日(ブルームバーグ):英紙デーリー・テレグラフ(オンラ イン版)は17日、英金融大手ロイズ・バンキング・グループが英金融 サービス機構(FSA)の厳格な健全性基準を満たせるだけの十分な 増資計画を提示できず、財務省の資産保証スキーム(APS)からの 離脱を断念せざるを得なくなったと報じた。

同紙によれば、エリック・ダニエルズ最高経営責任者(CEO) は株主割当増資や優先株の転換を通じて、150億ポンド(2兆2500億 円)余りの増資を実施する計画をFSAに提示したもよう。ロイズは 今年と来年に家計と企業にさらに280億ポンドを融資することを政府 に約束しているが、一連のストレステスト(健全性審査)の結果、こ の約束を履行する十分な能力を維持しながら、不良債権の拡大に耐え るには、さらなる資本増強が必要だとFSAは結論付けたという。

ダニエルズCEOは政府の出資比率が43%を上回る事態を回避 し、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会が警告を発する政 府による救済策の規模を抑えるため、APSからのほぼ全面的な離脱 を望んでいたが、FSAの決定によってこの希望が砕かれたと同紙は 伝えている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE