「ジュラシック・パーク」の巨大肉食恐竜、祖先はミニサイズ-米科学者

【記者:Alex Morales】

9月18日(ブルームバーグ):ステーブン・スピルバーグ監督の 映画「ジュラシック・パーク」でおなじみの史上最大級の肉食恐竜、 ティラノサウルス・レックス(Tレックス)の祖先とみられる化石が 中国北部で発見され、進化論の議論に一石を投じている。体重はわず か1%程度しかないが、Tレックスに特有の特徴の大半を有している という。

この発見について米誌サイエンスに発表したシカゴ大学の古生 物学者、ポール・セレノ教授によると、化石は約1億2500万年前の 地層から見つかった。Tレックスがアジアや北米で繁栄したのは約 6500万年前。大きなあごや頭、発達した筋肉、短い前足などTレッ クスに特有の特徴が見られるという。セレノ教授はこの恐竜を「ラプ トレックス」と名付けた。

見つかった恐竜は生後5、6年で、体長が最大3メートルで体 重は約65キロ。

今回の発見は、Tレックスの大きな頭や短い前足は体重6トン の巨大恐竜に進化するために必要な進化上のステップだったとの理論 を覆すものだ。セレノ教授は記者団との電話会議で「われわれは実際 に、Tレックスの特徴の多くは身体が巨大化する過程において進化し ていったと考えていた」と説明。「今言えることは、これが肉食動物 の青写真だということだ」と述べた。

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