クレスコ株10カ月ぶり安値、受注減で業績下方修正-年間配当も減額

ソフトウエアの受託開発を行うク レスコ株が一時、前日比2%安の451円と反落。昨年11月7日以来、 およそ10カ月ぶりの安値を付けた。自動車産業や民生エレクトロクス 業界の生産調整のあおりで組み込みソフトなどの受注が減少、2010年 3月期の連結業績予想を大幅に下方修正した。減配も発表しており、収 益環境の厳しさを嫌気した売りが優勢となっている。

修正後の通期業績見通しは、売上高が前期比6.9%減の130億円、 営業利益が同76%減の1億6000万円。前回予想と比べると、売上高 で4億7000万円(3.5%)、営業利益で4億2600万円(73%)の引 き下げ。カーエレクトロニクス向けや、デジタル家電向けの受注減少に 加え、顧客先からの単価引き下げ要求で粗利益率が悪化、収益性が低下 した。年間配当は10円と、予想より2円50銭減額する。

同社経営企画室の米崎道明氏は、「顧客先から5-10%の値下げ 要請があり、厳しい」と話した。修正後の今期純利益予想は、同44% 減の3000万円。米崎氏は「堅く見積もった数字で、最終黒字は死守す る」としている。

コスモ証券投資調査部の川崎朝映シニアアナリストは、「情報サー ビス業界は景気遅行型のビジネス。企業の設備投資が停滞する現在の状 況下では、思うように利益が上げられない状態がしばらく続こう」との 見方を示した。

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