米カーライルのルーベンスタイン氏:PE業界は復活、銀行に投資妙味

世界2位のプライベートエクイテ ィ(未公開株、PE)投資会社カーライル・グループのデービッド・ ルーベンスタイン共同創業者は17日、買収活動を低調にした金融危 機を経て、業界は復活しつつあるとの見方を示した。

ルーベンスタイン氏はニューヨークで開催されたダウ・ジョーン ズ主催の会議で、「業界はかなり良好だ」との見解を示し、「われわれ は復帰したと言える」と語った。

カーライルなどのPE投資会社は、世界の信用収縮がもたらした 2年間の低調期の後、経営難の銀行を含む投資対象を探している。ブ ルームバーグが集計したデータによると、今年これまでの非公開株式 投資(公表ベースの案件総額)は73%減少し501億ドル(約4兆5700 億円)となっている。

ルーベンスタイン氏は、経営難に陥っている金融サービスや代替 エネルギーを含むエネルギー部門が投資先として「魅力的な」分野だ と指摘した。

ルーベンスタイン氏は1987年、ダニエル・ダニエロ氏、ウィリ アム・コンウェイ氏とともにカーライルを設立した。運用資産は約845 億ドルで業界2位。

カーライルは5月、米連邦預金保険公社(FDIC)の監督の下、 ブラックストーン・グループを含む投資会社と共同で、経営破たんし た米フロリダ州の貯蓄貸付組合(S&L)バンクユナイテッド・ファ イナンシャルを買収した。

ルーベンスタイン氏は、「金融サービスの分野では非常に妙味のあ る案件がまだあると考えている」と語り、「特に何らかの政府支援があ る場合にはそうだ」と付け加えた。

カーライルは16日、同社が株式上場に関する協議を再開したと の報道を受け、新規株式公開(IPO)は計画していないとのコメン トを出した。

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