米家計純資産:4-6月は7四半期ぶりプラス-FRB

米連邦準備制度理事会(FRB) が17日発表した2009年4-6月(第2四半期)の資金循環統計に よると、家計の純資産は前期に比べ2兆ドル増加した。7四半期ぶ りの増加は、家計が財務基盤や購買力を回復する上で最初のステッ プとなるとみられる。

家計と非営利団体の第2四半期の純資産額は53兆1000億ドル (約4840兆円)と、前期の51兆1000億ドルから増加した。ただ、 リセッション(景気後退)が始まる前の2007年7-9月(第3四 半期)に記録したピーク水準を依然として11兆1000億ドル下回っ ている。

家計の資産増加は、消費者が財務基盤を迅速に立て直し、景気 拡大を再びけん引できるようになる時期を早めるのに寄与する見通 しだ。エコノミストらは個人消費について、株価や住宅価格の値下 がりで1980年以来最悪の低迷となった状況から完全に回復するの に数年を要すると予想している。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのエコノミス ト、ザック・パンドル氏(ニューヨーク在勤)は「最近の株高や住 宅価格の安定化は、消費へのマイナス要因を緩和するのに寄与する だろう」とし、「消費者はわずか数年前と比較して資産がかなり減り、 負債が相当増えた状態のままだ」と語った。

借り入れは減少

家計の不動産関連資産は1390億ドル増と、06年10-12月(第 4四半期)以来のプラスとなった。

不動産価値に対する純資産の割合は43.1%となり、過去最低 となった第1四半期の41.9%から上昇した。

消費者債務は年率1.7%減少と、4四半期連続のマイナスを記 録した。

個人の住宅ローン借入額は1.4%減少。それ以外のローン残高 も6.5%減った。

個人、企業、政府を合わせた負債総額は年率4.9%増加した。 家計や企業の負債は減ったものの、景気刺激策関連の支出を受けて 連邦政府債務が28%急増した。

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