抗がん剤開発のキャンバス株、初値は公募比78%高-上場2日目成立

17日に東証マザーズ市場に新規上 場したキャンバス株は、上場2日目となる18日午後1時13分ごろに 初値を形成、公募価格2100円より78%高い3730円で売買が成立した。 キャンバスは抗がん剤の研究開発に取り組む創薬系ベンチャー。

キャンバスは2000年1月設立。同社は細胞周期に着目、がん細胞 内のDNA(デオキシリボ核酸)の損傷修復機能を阻害することで、が ん細胞のみを選択的に死滅させることを狙っている。

同社の河邊拓己社長は17日夕の上場記者会見で、最も開発が進ん でいるペプチド型候補化合物「CBP501」について、「米国で共同販 促する権利を留保している。いずれは自前でMR(医薬情報担当者)を 抱え、積極的に販促に関与して行きたい」と話した。

2010年6月期業績予想(非連結)は、売上高が前期比8.3%減の 1億4800万円、経常損益が6億1000万円の赤字(前期から3億8900 万円の赤字幅拡大)。前期の実績1株純資産(BPS)は929円。

キャンバス株に対する市場関係者の注目度も高い。上場初日の17 日は買い注文が殺到、公募比2.2倍の4530円で差し引き50万株の買 い気配となり、初値はつかなかった。上場2日目のきょうは一転、売り が優勢で気配値を切り下げ、午後になってようやく値が付いた。

初値形成後も売りが優勢で、午後1時17分には3320円まで下落。 新政権発足、大型連休前の様子見姿勢で東証1部銘柄を中心に株式相場 全般がさえない中、短期資金を巻き込みながら荒い動きとなっている。

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