スイス中銀総裁:通貨切り下げ競争観測を一蹴-第4四半期は成長回復

スイス国立銀行(SNB、中央 銀行)のロート総裁は17日、金融当局は通貨切り下げ競争といった 政策には取り組んでいないと言明した。ジュネーブで開催された金融 イベントで記者団に対し、「そうした行為は、スイスのような国にと って正気のさたではないだろう」と語った。

SNBは同日、デフレに陥るリスクの回避を目指し、通貨スイ ス・フランの対ユーロでの上昇に対しては引き続きフラン売り介入で 対応していく姿勢を明らかにしている。また、政策金利とする3カ月 物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の誘導目標を0.25%に据 え置くことも決めた。

ロート総裁は、スイス経済は少なくとも30年ぶりとなる深刻な リセッション(景気後退)から回復しつつある兆しが若干見られると 指摘。7-9月(第3四半期)は停滞するものの、10-12月(第4 四半期)にはプラス成長を回復するとの見通しを示した。

SNBは3月からフラン売り介入を開始。対ユーロで1年間に 7%上昇したことを受けた措置だった。それ以降、フランは2.7%下 落している。

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