米労働市場は依然として「深刻な悪化状態」にある-BOAのハリス氏

米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)の北米経済の調査責任者、イーサン・ハリス氏は17日、米 国の労働市場について、依然として「深刻な悪化状態にある」との 見方を示した。

ハリス氏はブルームバーグラジオとのインタビューで、「脱出す るのは至難の業で、傷みを伴うだろう」と述べた。同氏は「ベン・ バーナンキ議長のFED:グリーンスパン後の連邦準備制度」の著者 で、破たんした米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの米国 担当チーフエコノミストだった。

同氏は米失業率が来年1-3月(第1四半期)に10.2%でピ ークに達すると予想。その後は、「年間1ポイントをやや下回るペー スで」低下するとみている。

8月の米失業率は約26年ぶり高水準の9.7%に達し、人員削 減は今回のリセッション(景気後退)が始まって以来で約700万人 と、戦後の景気下降局面で最大となっている。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査によれば、来年 の米経済成長率は2.3%(予想中央値)に回復する見通し。ただ、 失業率を9%未満に押し下げるには十分なペースでないとみられて いる。

ハリス氏は、経済の他の分野に比べて「労働市場はかなり後れ を取っている」と指摘した。

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