NY原油(17日):ほぼ変わらず-景気楽観と潤沢な供給の綱引きで

ニューヨーク原油相場はほぼ変わ らず。米国がリセッション(景気後退)から脱しつつあるとの楽観な 見方と、米国の石油在庫は十分にあるとの思惑が拮抗した。

原油相場は株式市場の動きを眺めながら、1.50ドルのレンジ内で 推移した。新規失業保険申請件数や住宅指標、製造業指標は景気回復 を示す新たな兆候となった。米エネルギー省が前日発表した週間在庫 統計では原油在庫は減少したものの、過去5年の平均を7.9%上回っ た。ガソリンと留出油はともに前週から増加した。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ (マサチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は 「原油相場は金融市場の動向にかなり左右されている。需給要因から 見れば原油の地合いは弱い。いつかは市場の注目が需給要因に向かう だろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は前日 比4セント(0.06%)安の1バレル=72.47ドルで終了した。この日 の高値は8月31日以来の高水準となる73.16ドル。安値は71.66ド ル。年初からは62%高で引けた。

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