外国人が2週連続売り越す、金融株売りの見方-9月2週の日本株需給

東京証券取引所が17日発表した 9月第2週(7-11日)の投資主体別売買動向(東証、大証、名証の 1・2部合計)によると、外国人が2週連続で売り越した。売越額は 1224 億円。銀行などの現物売りが響いた。

9月2週の日経平均株価は前の週に比べ2.5%(257円)高の1万 444円と2週ぶりに上昇。外国人は現物を売り越したものの、日経平均 やTOPIXの先物では合計1400億円近く買い越している。

野村証券金融経済研究所の藤田貴一ストラテジストによると「外国 人は先物を買う一方、現物では金融株を売り越した」という。地銀の公 的資金申請を受け、自己資本懸念が銀行株全体に広がったほか、民主党 政権によるノンバンク経営への逆風観測も高まった。こうした外国人に よる先物買い・金融株売りのスタンスは、「今週に入っても続いてい る」と、藤田氏は指摘する。

金融庁は11日、金融機能強化法に基づき、みちのく銀行、きらや か銀行、第三銀行などに公的資金を注入すると発表。第2週の銀行指数 は前の週に比べ1.3%安、その他金融指数は3.4%安となった。TOP IXは1.6%高だった。

このほか、主な売り越し主体では、信託銀行(売越額1581億円) が7週連続となったのをはじめ、個人(885億円)は2週ぶり、生・損 保(220億円)は9週連続だった。信託銀の売りは、9月の決算期末を 控えて株式ポジション(持ち高)を減らしているとみられている。

半面、主な買い主体では、証券会社の自己売買部門(4034億円) が2週ぶり、投資信託(27億円)が4週ぶりに買い越した。

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