アライド銀2700億円調達へ、不良資産売却後の資本増強-アイルランド

【記者:Ian Guider and Dara Doyle】

9月17日(ブルームバーグ):アイルランド銀行2位のアライド・ アイリッシュ銀行は、融資焦げ付きに伴う損失発生を受けて、政府の 買い取り専門機関(バッドバンク)に不良資産を売却する一方、投資 家からの出資や資産売却によって、約20億ユーロ(約2680億円)を 調達する方針だ。16日遅くに公表した発表文で明らかにした。

アイルランド政府が設立するバッドバンクである国家資産管理機 関(NAMA)は、アライドと同業のアイルランド銀行から簿価で合 計400億ユーロ相当の不良資産を買い取る計画。政府は大手行の不良 資産を取り除いて融資の再開を促し、景気てこ入れを図ることを目指 している。

アイルランドのレニハン財務相は16日、融資関連の損失によって 一部の金融機関が資本不足に陥る「公算が大きい」と指摘。ダブリン の株式ブローカー、メリオンのアナリスト、セバスチャン・オルシ氏 も「金融機関はNAMAに不良資産を売却した後、相対的に過小資本 となる可能性が高い。2行とも資本増強が必要になるのではないか」 と話す。

アイルランド政府は、簿価で770億ユーロに相当する不動産ロー ンの買い取りに540億ユーロを投じる方針だ。アライドは、ローン債 権をNAMAに売却する価格の割引率が、レニハン財務相が金融業界 全体の数字として示した30%よりも小さくなるとの見通しを示した。

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