中国:国有企業救済で実利重視を示唆、デリバティブ問題で-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティン グスは17日、デリバティブ(金融派生商品)取引の責任めぐって中国 政府が国有企業の異議申し立てを支持するとした判断について、政府 が無分別にあらゆる国有企業を救済する考えがないことを示唆してい るとの認識を示した。

フィッチは電子メールで送付した資料で、中国政府が支援する企 業を決める際は、実利を重視する公算が大きいとの見方を示した。国 有企業に対する政府支援を格付けに織り込むことには引き続き「慎重」 としている。

国務院の国有資産監督管理委員会(国資委)は7日、デリバティ ブ取引での損失を最小限にするため、国有企業の石油オプション取引 を調査していることを明らかにした。中国誌、財経は先月29日、国資 委が外国銀行6行に送った文書の中で、国有企業はデリバティブ契約 を破棄する権利を有すると指摘したと報じた。

フィッチは「政府はサービスの中断を最小限に抑え、失業増加を 防ぐため、戦略分野の国有企業や財務面に問題を抱える国有企業を支 援する。また、政治的な反発を恐れて国内小口投資家が保有する債権 のデフォルト(債務不履行)は回避する公算が大きい」と指摘した。

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