下方修正でも良品計画株は急反発、競争激化も実態反映-不透明感後退

「無印良品」ブランドの衣料・生 活用品などを展開する良品計画の株価が一時、5.6%高の4370円と急 反発。8月24日(高値4380 円)以来、およそ1カ月ぶりの高値水準 を回復した。価格競争の激化や広告宣伝費用の増加から、今期(2010 年2月期)の業績計画を下方修正したものの、実態に沿った形となった ことで、不透明感が後退したとの評価がアナリストから聞かれる。

良品計画が16日発表した連結業績予想の減額修正によると、10年 2月期の純利益は前期比16%増の80億円(従来予想は105億円)と なる見通し。価格競争の激化や販促活動の不振で、既存店を中心に売り 上げが従来予想を下回る。第3四半期以降に、テレビコマーシャルなど マスメディアを利用した販売促進活動やインターネット事業の強化など、 売り上げ獲得に向けた取り組みを実施することに伴い、販売管理費が増 加することも重しだ。

JPモルガン証券の廣田千晶アナリストは、良品計画の業績下方修 正について「事前予想にほぼ沿った水準であり、サプライズはない」と、 16日付の投資家向けメモで指摘。その上で、会社側が下期の単体既存 店売上高前提を従来の前年同期比1.9%減から同5%減に引き下げた点 に言及し、「従来の1.9%減を据え置く可能性が高いと見ていたため、 今回より実態に沿った前提に引き下げられたことはポジティブ」と受け 止めていた。

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