ファンケル株は07年来高値、アジア成長取り込む体質へ-野村格上げ

無添加化粧品の製造・販売を行う ファンケル株が一時、前日比6.4%高の1464円と急反発。2007年11 月1日以来、およそ1年11カ月ぶりの高値を付けた。中国や香港にお ける販売代理店を子会社化することで、アジア市場の成長を連結業績に 取り込める見通しとなり、今後の収益拡大期待が高まっている。

野村証券は16日、投資判断を従来の「2(中立)」から「1(買 い)」に、目標株価を1100円から1700円に引き上げた。繁村京一郎 アナリストは、「これまで卸売販売という形でしか寄与していなかった アジアの業績が、連結業績に直接反映されるようになる。中国、香港に おけるファンケルのブランド認知力は高く、新たな成長ドライバーが加 わった」(16日付のリポート)と評価している。

ファンケルは今月25日付で、中国、香港の販売代理店FNL社、 FNCCL社の株式40%を取得し、連結子会社化する。2社のオーナ ーは、1996年にファンケル製品を初めて日本国外で取り扱い始めた。 2社合計の08年度の売上高は13億2800万香港ドル(約160億円)。 中国や香港では、高級ブランドとして認知されている。

野村証の繁村氏は、「高成長が続くアジアの業績を10年3月期下 期から連結業績へ取り込めるようになった点をポジティブに評価する」 と指摘。ファンケルの10年3月期の連結売上高は会社予想を8.2%上 回る1046億円と予想、11年3月期は1223億円、12年3月期は1296 億円を見込む。

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