トヨタ:米国で総額10億ドルの販売促進を計画

トヨタ自動車は、米景気が回復し 始めるなかで、同国で今年10-12月期に総額10億ドル(約910億 円)の販売促進を計画している。この規模の販売促進費は平均額を上 回る。トヨタの米国販売部門のアービング・ミラー氏が電話取材に対 して明らかにした。

コミュニケーション担当グループバイスプレジデントを務めるミ ラー氏は「米国で希望のかすかな光が見え始めている」とし、「8月か ら勢いが出てきたと感じており、在庫水準も非常に良好であるため、 よいタイミングだ」と述べた。

トヨタは広告やインセンティブ(販売奨励策)、ディーラー支援に 対する支出を拡大する方針。同社は8月の米自動車販売が前年同月比

6.4%伸びたが、販売増に寄与した米政府の自動車買い替え奨励策は 8月24日に終了している。

新生証券シニアアナリストの松本康宏部長は「米国市場は回復し てきているので、タイミングとしてはちょうどいいと思う。アメリカ の消費者は敏感なので、新しい宣伝やマーケティング手法にはすぐに 気付き、効果が期待できるのでは。トヨタの在庫も大分下がり、需要 も戻りつつある」と述べた。

ミラー氏によると、トヨタの販売促進費は、豊田章男社長が出席 したラスベガスでの15日の会合でディーラーに公表された。米紙ウ ォールストリート・ジャーナルは先に、今回の販売促進費は同社が通 常投じる費用の最大4割増しだと報じている。ミラー氏はその数字に ついて確認を控えた。

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