NY天然ガス:4日の7年ぶり安値から56%高騰-さらに上昇か

ニューヨーク市場で16日に高騰し た天然ガス先物相場は、4日以降56%上げており、さらに上昇する可 能性がある。景気回復により需要が改善するとの観測を背景に買いが 加速した。インプライド・ボラティリティー(予想変動率)は今年の 最高水準に達した。

コンサルタント会社キャップロック・リスク・マネジメント(ニ ューハンプシャー州)のクリス・ジャービス社長は「変動率は長期的 な相場動向の逆転を示唆する場合が多い」と指摘。「変動率の上昇は売 り方に偏った取引が変更を迫られ始めることを意味する。市場関係者 は現在、相場を上昇に向かわせようとしており、底値での買いが入っ ている」との見方を示した。

好調な経済指標が相次いで発表されたことを受け、ガス相場は4 日に付けた2002年3月以来の安値、100万BTU(英国熱量単位)当 たり2.409ドルから反発。16日に発表された8月の米鉱工業生産指数 は、上昇率が予想を上回り製造業がリセッション(景気後退)の終了 を後押ししていることが示唆された。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の天然ガス先物相場10 月限は16日、前日比44セント(13%)高の100万BTU当たり3.76 ドル。一時は3.797ドルまで上昇した。

NYMEXが16日発表したデータによると、オプション市場が先 物相場動向をどう認識しているかを示す天然ガス先物10月限の予想 変動率は15日に111.64に上昇し、今年の最高水準に達した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE