レポ金利、2カ月半ぶり水準に上昇-銀行は国債決済日に向け運用慎重

短期金融市場では、証券会社など が国債を担保に資金を調達するレポ(現金担保付債券貸借)金利が2カ 月半ぶりの水準まで上昇した。受け渡し日が四半期末の国債決済集中日 と重なるため、銀行が運用金利を引き下げての取引に慎重なためだ。

日本銀行が公表した17日の東京レポレートでは、2営業日後の24 日に受け渡しされるスポットネクスト物が前日比1.2ベーシスポイント (bp)高い0.142%と、6月30日以来の水準になった。市場では

0.15%での取引も指摘された。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、「四半期末が近づくと運用資金 が出てきづらくなる。特にレポ市場には資金が流れにくく、日銀が資金 供給を拡大しても落札金利は高かった」という。

資金偏在

連休明け24日は、四半期ごとの国債発行・償還・利払いが重なる 決済集中日にあたる。利払い債の移転登録停止期間も明けるため、国債 の資金手当てが急増する。市場全体の資金需給は、国債償還が多いこと で5兆円超の大幅余剰になるものの、資金が一部の金融機関に偏在しや すく、レポ市場には金利上昇要因になりやすい。

日銀はこの日午前、スポットネクスト物の国債買い現先オペを前日 より7000億円多い1兆5000億円に大幅拡大したが、最低落札金利は前 日比1bp高い0.14%に上昇。ターム物(期日10月1日)の同オペの最 低金利も2bp上昇の0.14%になった。

国内証券のトレーダーは、日銀は先手を打って、もっと潤沢な資金 を供給するべきだったと指摘する。24日の余剰資金がレポ市場にも流 れ始める来週を待っていたら、期末に向けたレポ金利高の地合いが定着 しかねないと懸念する。

日銀が午後に実施した本店共通担保資金供給オペ8000億円(期日 10月2日)でも、最低落札金利が前回オペ(期日10月1日)より1bp 高い0.14%に上昇した。

24日は国庫短期証券(TB)3カ月物(発行額5.7兆円)の入札も 実施される。国内証券のトレーダーは、期末直前の29日が発行日で投 資家が購入を手控えるリスクもあると指摘しており、レポ金利の上昇圧 力になる可能性もあるという。

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