元メリル幹部マキャン氏:08年のボーナス放棄はセイン元会長の指示

米証券会社メリルリンチのブロー カー部門責任者だったロバート・マキャン氏は16日、同社を買収し た米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)を相手取った裁判で、500 万ドル(約4億6000万円)以上の公算があった2008年のボーナス 放棄をジョン・セイン元会長から昨年遅くに命じられたと証言した。

マキャン氏はニューヨーク州地裁判事に対し、BOAの同業他社 との雇用契約を禁じた競業避止条項を即時解除し、転職を可能にする よう求めている。同氏は今年1月、185億ドル規模のメリル買収完了 の2日後にBOAを退社。雇用機会の追求が直ちに容認されなければ 「修復不能な打撃」を被るとして、先月訴えを起こした。

同氏は、BOAが08年9月にメリル買収で合意した後、自身の 職務と職責が大幅に縮小し、統合後の新会社で以前と同様の責任を負 うことをセイン氏が認めなかったと指摘した。

証言によると、マキャン氏は08年遅くに、セイン氏が同年のボ ーナスとして最大1000万ドルを要求していると報じられた後、他の 幹部らとともに同氏との電話会議に参加。セイン氏は「君のために素 晴らしい機会を用意した。ボーナスは要らないと宣言する機会だ」と 述べたという。

15日に提出された裁判資料によれば、退職しようとしていたマキ ャン氏に「罰と恥辱を与える狙いの報復行為」だったと主張している。 英紙フィナンシャル・タイムズ紙は先月、スイスの銀行最大手UBS が米州ウェルスマネジメント部門の責任者として同氏の起用が間近だ と報じていた。

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