米社債保証コスト、1年4カ月ぶり低水準-景気回復観測で

16日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが約1 年4カ月ぶり低水準となった。景気回復への投資家の信頼感が高ま った。

米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の金融部門、G Eキャピタルの社債に関連したCDSスプレッドはここ4カ月余り で最大の低下。政府保証なしの起債が寄与した。

北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットCDX北 米投資適格指数のスプレッドは、2008年5月20日以来初めて100 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を割り込んだ。欧州の 主に高リスク・高利回りの44銘柄で構成するマークイットiTr axxクロスオーバー指数は10日連続で低下した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は15日、「リ セッション(景気後退)が終わった可能性は極めて高い」と発言。 資産家で投資家のウォーレン・バフェット氏は、経済が政府の刺激 策に反応しつつあるとして、株式を購入していることを明らかにし た。

ラジーブ・シャー氏率いるBNPパリバのロンドン在勤信用ア ナリストは顧客向けリポートで、「信用市場の状況が大幅に改善して いる明白な証拠がある」と指摘。「米リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスの破たん後1年が経過し、信用市場は大いに正常化が進 んでいる」と分析した。

バークレイズ・キャピタルによれば、マークイットCDX北米 投資適格指数のスプレッドはニューヨーク時間午後4時36分(日 本時間17日午前5時36分)現在、5bp低下の99bp。スプレ ッド低下は信用の質が改善したとの認識を示す。

CMAデータビジョンの調べでは、GEキャピタル債のCDS スプレッドは42.7bp低下し186bpと、5月7日以来の大幅低 下。これはリーマン破たんの前週の08年9月11日以来の低水準。

JPモルガン・チェースによると、マークイットiTraxx クロスオーバー指数のスプレッドは23bp低下の522bpと、08 年7月以降の低水準となった。投資適格級の欧州企業125社で構成 するマークイットiTraxx欧州指数は3.75bp低下し82.25 bpと、08年6月以来の低水準。

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