米ボラティリティ指数が一時、約1年ぶり低水準-世界の株高受け

16日の米国株市場では、株価の 予想変動率の指標であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボ ラティリティ指数(VIX)が日中、約1年ぶりの低水準を付けた。 リセッション(景気後退)が終わった兆しを受けて、世界で株価が上 昇した影響を受けた。

VIX指数は一時、22.78まで下げた。終値は前日比1.2%高の

23.69.同指数は、S&P500種株価指数の下落に備えた保険として 利用されるオプションのコストに連動する。S&P500種は1.5%高 だった。欧州とアジアの株価指数も上昇した。

VIXオプションのプライマリー・マーケットメーカー(値付け 業者)、グループ・ワン・トレーディングのスペシャリスト、ドミニ ク・サルビノ氏はCBOEの立会場でインタビューに応じ、「S&P指 数はじりじりと上昇を続けており、ボラティリティには不利な状況だ」 と指摘。この日の取引について「VIXの20は長期平均に相当し、 その水準にほとんど戻ってきたことは驚きだ。信じがたい」と述べた。

VIXは19年の歴史で平均値が20.24。日中ベースでの過去最 高は、株価が下落した昨年10月の89.53となっている。終値ベース での過去1年間の最低は7月24日の23.09。これを下回る水準で取 引を終えたのは直近で2008年9月8日(22.64)。

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