米社債保証コスト、2カ月ぶり大幅低下-リセッション終息観測で

16日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが2カ月ぶり 大幅低下。景気回復への投資家の信頼感が高まった。

北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットCDX北 米投資適格指数のスプレッドは、2008年5月20日以来初めて100 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を割り込んだ。欧州の 主に高リスク・高利回りの44銘柄で構成するマークイットiTra xxクロスオーバー指数は10日連続で低下。スプレッド低下は信用 の質が改善したとの認識を示す。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は15日、「リ セッション(景気後退)が終わった可能性は極めて高い」と発言。資 産家で投資家のウォーレン・バフェット氏は、経済が政府の刺激策に 反応しつつあるとして、株式を購入していることを明らかにした。

ラジーブ・シャー氏率いるBNPパリバのロンドン在勤信用アナ リストは顧客向けリポートで、「信用市場の状況が大幅に改善してい る明白な証拠がある」と指摘。「米リーマン・ブラザーズ・ホールデ ィングスの破たん後1年が経過し、信用市場は大いに正常化が進んで いる」と分析した。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、マークイット CDX北米投資適格指数のスプレッドはニューヨーク時間午後1時 48分(日本時間17日午前2時48分)現在、6.5bp低下の97.5 bp。CMAデータビジョンの調べでは、これは1日の下げとしては 7月15日以来最大で、08年5月20日に付けた93.4bp以来の低 水準。

JPモルガン・チェースによると、マークイットiTraxxク ロスオーバー指数のスプレッドは23bp低下の522bpと、08年7 月以降の低水準となった。投資適格級の欧州企業125社で構成する マークイットiTraxx欧州指数は3.75bp低下し82.25bpと、 08年6月以来の低水準。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE