米AIG取締役会、CEOによる社用ジェット機の個人利用を認めず

米政府から救済を受けて経営再 建中の保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AI G)のロバート・ベンモシュ最高経営責任者(CEO)は、社用ジ ェット機の個人的使用を認めるよう求めたものの取締役会に却下さ れたことが、事情に詳しい関係者2人の話で明らかになった。

協議内容は非公開だとして匿名を条件に関係者の1人が語った ところによると、取締役会は社用機利用をビジネス目的に限定する とし、例外を作れば米財務省に承認を求める必要が生じると説明し た。AIGは今週、ウェブサイトで経費に関する指針を公表し、社 用機の個人的使用は「厳禁」としている。

AIGは1年前の米政府救済以来、総額1825億ドル(約16 兆5900億円)の支援を受けており、先月CEOに就任したベンモ シュ氏の下で政府融資の返済を進めるため資産売却の必要に迫られ ている。金融安定化法に基づく公的資金の注入を受けた企業の高額 ボーナスや、社用ジェット機を含む幹部特権への国民の激しい怒り に対応し、議会はこれらの企業に経費に関する方針の公表を義務付 けた。

ベリタス・エグゼクティブ・コンペンセーション・コンサルタ ンツのフランク・グラスナーCEOは「個人的使用なら民間航空会 社を利用すべきだ」と述べ、「公的資金を返済する前に社用ジェット 機の使用を認めるのは無責任だろう」と指摘した。

AIG広報のクリスティーナ・プレット氏は、「この問題でベン モシュCEOと取締役会の対立はない」と説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE