ボルカー元FRB議長:「大き過ぎてつぶせない」銀行の活動に制限を

オバマ政権の経済回復諮問会議 議長を務めるポール・ボルカー元米連邦準備制度理事会(FRB) 議長は16日、「大き過ぎてつぶせない」とされる米銀の活動に制限 を設けることをあらためて呼び掛けた。

ボルカー氏(82)はロサンゼルスで開かれた金融関連会議で、 「国民の税金である公的資金が、商業銀行組織内で行われるという 理由だけで、高リスクの資本市場活動を支えるために間接的に利用 されるということが合理的であるとは思わない」と指摘した。

ボルカー氏は1月以来、破たんした場合米経済をリスクにさら すとみられる、いわゆる「大き過ぎてつぶせない」銀行が特定の種 類の取引や投資活動に関与することを規制当局は禁止すべきだと主 張してきた。オバマ政権は、これらの銀行への監督厳格化と、資本・ 流動性に関する要求水準の引き上げを勧告している。

ボルカー氏は「非個人的で商取引志向の資本市場に広く参加す ることは、商業銀行本来の活動ではないと思われる」とした上で、 「高レバレッジをかけた金融取引や大規模な自己勘定取引はほぼ確 実にリスクを伴う」と説明した。

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