欧州債:独国債下落、予想上回る米鉱工業生産で-景気見通し改善

欧州債市場ではドイツ国債相場 が下落。米鉱工業生産指数が予想を上回る伸びとなり、米国経済がリ セッション(景気後退)から脱却しているとの新たな兆候が示された ことが背景。

独2年債は3日続落した。欧州連合(EU)統計局が発表した8 月のユーロ圏消費者物価指数(改定値)は、コア指数が予想を上回る 上昇となった。ブルームバーグの調査によると、世界経済に対する 投資家の信頼感は9月に記録的な高水準を維持した。ドイツ政府が実 施した発行額41億ユーロの10年債入札で、応札倍率が1.6倍と今年 の平均と一致したことを受け、欧州債相場は値上がりする場面もあっ た。

ウニクレディト・マーケッツ・アンド・インベストメント・バ ンキングの債券ストラテジスト、コーネリアス・パープス氏(ミュ ンヘン在勤)は、「世界経済の回復を確信するならば、国債は驚くほ ど過大評価されている」と指摘。「国債の上昇は見せかけであり、異 例な低金利がもたらす流動性によるところが大きい。独10年債は利 回り3.70%が適正水準だとみる」と述べた。

ロンドン時間午後4時50分現在、独10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.34%。同国債 (表面利率3.5%、2019年償還)価格は0.41ポイント下げ101.31。

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