クライスラー幹部:9月の米自動車販売は急減へ、奨励策終了で

イタリアの自動車メーカー、フ ィアット傘下の米クライスラー・グループの販売担当責任者、ピータ ー・フォン氏は16日、9月の米自動車業界全体の販売台数がこれまで のところ前年同月比で19%落ち込んでいるとの見方を示した。米政府 の自動車買い替え推奨策の終了が理由。

フィアットとクライスラー両社の最高経営責任者(CEO)を兼 任するセルジオ・マルキオーネ氏はフランクフルト国際自動車ショー で、「9月に厳しい現実を見ることになるだろう」と述べ、米販売台 数は「最悪だ」と表現した。同業の米ゼネラル・モーターズ(GM) のフリッツ・ヘンダーソンCEOも、今月の米市場は「非常に弱い」 との見方を示している。

クライスラーのフォン氏はインタビューで、同社販売台数は業界水 準を大きく上回る落ち込みとなっていると指摘。ディラー店舗での乗用 車とトラックの在庫不足を理由に挙げた。同氏によると、クライスラー のディーラーの現在手元にある自動車台数は8万3000台と、1年前の 約25%の水準。

フォン氏は「クライスラーにとっては、在庫不足が問題だ。記憶す る限りの最低水準にある。自動車販売は来月に持ち直す公算が大きいと 考えている」と語った。

2008年9月の自動車販売台数は季節調整済みの年率換算で1250 万台と、1993年3月以来の低水準だった。今年9月の19%下落を換 算すると、同基準で1010万台となる。

ブルームバーグのデータによれば、米政府の自動車買い替え奨励 策を追い風に、7月の販売台数は年率換算で1130万台、8月は同 1410万台に急増した。同奨励策は8月24日に終了した。

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