バローゾ欧州委員長:2期目続投が決定-金融など市場規制強化目指す

欧州連合(EU)の行政執行機関、 欧州委員会のバローゾ委員長(53)の再任が16日、正式に決まった。 同委員長は、金融とエネルギー、環境の各市場の規制強化を目指す方 針を打ち出している。

欧州議会はこの日、ポルトガルの元首相であるバローゾ委員長が 2期目(任期5年)を務めることを承認。同委員長は過去半世紀余り で最悪のリセッション(景気後退)と信用収縮に対応し、銀行への厳格 な調査やヘッジファンドに対する規制強化の草案をまとめた。1期目 の任期は10月31日まで。

バローゾ委員長はまた、EU域内の電力・天然ガス市場の加盟国 間の障壁を取り除くとともに、気候変動の原因とされる産業からの排 出ガスを大幅削減することも目指している。EU加盟国27カ国の首脳 の支持をすでに取り付けていた同委員長は、フランスのストラスブー ルにある欧州議会で最終的な承認を得た。

中道右派のバローゾ委員長は736議席の欧州議会で、「欧州の決定 的瞬間だ。われわれにはグローバリゼーションを導いた経験がある」 と語った。

欧州委員長の再任は、1985-95年の在職期間に単一市場、単一通 貨の計画を推進したフランスのジャック・ドロール氏以来となる。バ ローゾ委員長は、米ピッツバーグで24、25両日開かれる20カ国・地 域(G20)首脳会議(金融サミット)に出席する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE