【テクニカル分析】原油、下値支持線割ると59ドルに下落-NAB

ナショナル・オーストラリア銀 行(NAB)によると、原油相場はテクニカルな下値支持線を今後数 日中に割り込むと1バレル当たり59ドルに下落する可能性が強い。 原油相場は今月に入って70ドル台の維持に苦戦している。

NABのテクニカルアナリスト、ゴードン・マニング氏(シドニ ー在勤)によると、原油相場は短期的な底値を探る展開となっており、 レンジ取引が続くとみられる。8月25日に10カ月ぶりの高値であ る75ドルを付けた原油相場は、7月中旬以降、59ドルまで下げて いない。

マニング氏は電話インタビューで、「底値をちょっと探ろうとし ているが、66ドルを割って引けるようだとあっさりと下げ相場にな りそうだ」と述べた。

原油相場は15日に3%上昇し、ここ1週間で最大の上昇率を示 した。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長がリセッシ ョン(景気後退)は恐らく終わったと発言したことで、世界の需要が 回復するとの期待感が高まった。

マニング氏は21日と30日移動平均値が下落していることから、 原油先物10月限が22日に納会を迎えるまでは上値は重いとの見通 しを示した。同氏は2日に、原油相場が上昇トレンドを維持しつつも 上値余地は限定的になると正確に予想した。

同氏は「今後1週間は横ばいになるだろう。そうなる理由がある と思う」と語った。

マニング氏は原油相場が88-100ドル圏に近づくという自らの 長期目標を堅持した。原油相場は昨年10月以降、88ドルを上回る 水準で取引されていない。これは、昨年7月に付けた過去最高値

147.27ドルと12月の安値32.40ドルのほぼ中間の水準に相当する。

マニング氏は「長期目標を取り消していない。その目標を達成で きなくなるほどのダメージはないと思う。75ドルか75.50ドルまで 上げれば、また上昇相場になろう」と語った。

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