米シティがFDIC債務保証からの離脱検討、期限延長求めず-関係者

【記者:Bradley Keoun and Robert Schmidt】

9月16日(ブルームバーグ):米金融機関の中で政府の債務保証 プログラムの最大の利用者であるシティグループが、この支援策から の離脱を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたも ので、一時的措置を意図した救済策の解除を監督当局が推進している 状況が背景にある。

関係者らによれば、米銀3位のシティは同プログラムが期限を迎 える10月31日に離脱する方向で米連邦預金保険公社(FDIC)と 協議を行っている。FDICが保証するシティの債務残高は6月末時 点で724億ドル(約6兆6000億円)。関係者の1人が語ったところ では、シティは緊急の期限延長を求めない計画だ。

プログラムからの離脱に伴い、シティの自力での資金調達能力が 試されることになる。ビクラム・パンディット最高経営責任者(CE O)は、米財務省がシティ救済時に取得した34%の株式(320億ドル 相当)について、株価を押し下げずに財務省が売却できるかどうかを 探るなど、業務への政府の関与を減らすために一連の手を打っている。

サンドラー・オニール・アンド・パートナーズ(ニューヨーク) の投資戦略責任者ロバート・アルバートソン氏は「シティや他の金融 機関に対する信頼感は今や著しく高まっている。資金調達を行うため に政府の支援を必要とする理由が分からない」と話す。FDICのデ ービッド・バー報道官と、シティの広報担当ダニエル・ロメロアプシ ロス氏はともにコメントを控えている。

FDICの暫定流動性保証プログラム(TLGP)は、リーマン・ ブラザーズ・ホールディングスの破たんによって金融機関が発行する 債券への投資家の信頼が損なわれる事態を受けて、昨年10月に創設 された。銀行や金融機関がTLGPを通じて発行した債券は2910億 ドルに上る。

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