カナダ・ドルの上昇、景気回復を脅かす-加中銀のマーレー副総裁

カナダ銀行(中央銀行)のマーレ ー副総裁は15日、カナダ・ドルの上昇が景気回復を脅かす「逆風」に なっているとの見解を示した。

同副総裁はベルリンでのスライドショーによるプレゼンテーショ ンで、世界経済の回復に「時間がかかる」こともカナダの回復を遅ら せる恐れがあると指摘。カナダ経済は商品価格の上昇や企業・消費者 の信頼感の改善、「積極的な金融政策の緩和」に支えられていると説 明した。

カナダ中銀は10日の政策決定会合で、政策金利を過去最低の

0.25%に据え置いた。同中銀は、今年7-12月(下期)の景気回復ペ ースが当初の予想よりも速い兆しがあるとしながらも、カナダ・ドル の上昇がそれを危うくしていると指摘。インフレ動向が変わらない限 り、2010年6月まで政策金利を据え置く方針をあらためて示した。

同中銀は7月時点で、カナダ・ドルの対米ドル相場が11年まで平 均で1カナダ・ドル=0.87米ドルで推移すると予想していた。カナ ダ・ドルは年初来で13%上昇しており、同国の輸出需要を圧迫してい る。

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