S&P500種採用企業の自社株買い、4-6月は過去最低-収益悪化で

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)によると、S&P500種株価指数に採用され る企業が4-6月(第2四半期)に実施した自社株買いの規模は、少 なくとも1998年の調査開始以降で最低となった。リセッション(景 気後退)が企業収益に打撃を与えたことが背景。

S&Pによれば、500社が自社株買いに充てた金額は242億ドル (約2兆2000億円)と、前年同期の879億ドルから72%減少。過 去最高となった2007年7-9月(第3四半期)の1720億ドルを86% 下回った。第2四半期は169社が自社株買いを実施。前年同期は288 社だった。

ブルームバーグが集計したデータによると、バリュエーション(株 価評価)が20年ぶりの最低水準になったにもかかわらず、70年間で 最悪のリセッションに見舞われた企業は自社株買いを停止した。

ボストン・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、ジェー ムズ・ガウル氏は「経済の弱さや低い成長見通し、信用収縮など株価 を押し下げたあらゆる要因が売上高や手元現金、その他株買い戻しに 必要なすべての要素に影響を与えた」と語った。

S&P500種採用企業は8四半期連続の減益に対応するため、第 2四半期に現金を積み上げた。ブルームバーグ・データによれば、同 四半期の手元現金は合計1兆600億ドルで、前年同期比21%増加。 07年第3四半期を29%上回った。

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