PIMCOグロス氏:政府債保有、5年ぶり高水準に引き上げ

債券ファンド最大手の米パシフィ ック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロ ス共同最高投資責任者(CIO)は8月、政府債の保有比率を5年ぶ りの高水準に引き上げる一方で、住宅ローン関連証券の比率は下げた。

PIMCOのウェブサイトによると、グロス氏は運用資産1775 億ドル(約16兆円)の「トータル・リターン・ファンド」に占める 政府債の割合を7月の25%から44%に引き上げ、2004年8月以来の 高水準とした。一方、住宅ローン関連証券の比率は47%から38%に 低下した。

メリルリンチの指数によると、米国債の過去3カ月のリターンは

2.5%と、住宅ローン担保証券(MBS)の2.3%を上回っている。 政府債は、米雇用情勢の悪化が景気回復を鈍化させかねないとして安 全資産を求める投資家を引き付けている。

グロス氏は月初にまとめた9月の投資見通しで、「われわれは景気 が非常にゆっくり拡大するという、いわゆる『ニュー・ノーマル(新 常識)』の時期に入りつつある」と指摘している。

ブルームバーグのデータによると、同ファンドの過去1年間の運 用成績はプラス12.2%と、同業者の92%より高いリターンを上げて いる。

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