【個別銘柄】銀行、キヤノン、プロミス、ノジマ、ステラ、加賀、鉄鋼

16日の日本株市場における材料銘 柄の値動きは以下の通り。

銀行株:東証1部33業種の銀行はTOPIXの下落寄与度1位。 採用84銘柄中、77銘柄が下げ、終値は1.9%安の152.57と4日続落、 5月1日以来の安値。鳩山由紀夫新政権で郵政問題・金融担当相への就 任が有力視される亀井静香・国民新党代表は15日の会見で、景気悪化 で困る中小企業に融資返済を3年程度猶予する政策について、具体的検 討に着手する方針を示唆。銀行の収益環境への悪影響が警戒された。売 買代金上位の3大金融グループはそろって安い。

プロミス(8574):8.8%安の632円、一時9.5%安の627円と 上場来安値を更新。 利息返還請求の増加傾向を背景に業績不安が高ま ったほか、民主党がこれまで消費者金融業界の規制強化に前向きだった 経緯があり、新政権への警戒も広がった。日興シティグ ループ証券は 15日付のリポートで、通常は沈静化する8月に利息返還請求件数が前 年同月比31%増の1万100 件になった点に言及。 業績予想の減額と ともに、目標株価を690円から520円に下げた。

キヤノン(7751):4.2%高の3700円。野村証券は15日、投資 判断を「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。和田木哲哉ア ナリストは、「米ヒューレット・パッカードとの協業で、事務機器事業 の中期成長リスクが大幅に低減する」(15日付リポート)などと評価。 東証1部の売買代金2位。

ノジマ(7419):100円(16%)高の 743円ストップ高比例配分。 10年3月期の連結営業利益予想を従来比36%増の22億5000万円に増 額修正した。5月にエコポイント制度が実施され、前年を大幅に上回る 販売状況が続いた。また、発行済株式総数の2.6%に相当する50万株、 金額で5億円を上限とした自己株式の取得を行うとも発表。

ステラケミファ(4109):7.4%高の4920円と午後に急騰。一時

8.5%高の4970円と2006年8月以来、約3年ぶりの高値水準を回復 した。高純度薬品が想定以上に伸びていることを理由に、午後2時に 10年3月期の業績予想を上方修正した。連結営業損益は従来計画の赤 字から一転、黒字に浮上する見通しとなった。

東京エレクトロン(8035):3.4%高の5470円。モルガン・スタ ンレー証券は15日、目標株価を5900円から6100円に引き上げている。 投資判断は「オーバーウエート」を継続。

日本電気硝子(5214):2.7%高の936円。16日付の日本経済新 聞朝刊は、同社が2010年をめどに液晶パネル用ガラス基板を1割増産 すると報じた。中国や日本の景気刺激策で液晶テレビの販売が急回復し ていることに対応、400億円を投じ滋賀県の工場設備を増強する。

オリンパス(7733):2.9%高の2490円と続伸。クレディ・スイ ス証券は投資判断「アウトパフォーム」とし、目標株価3100円に設定。 世界唯一の総合内視鏡メーカーをより評価すべきとしている。

東洋精糖(2107):1.5%高の140円。機能食品素材事業で飲料向 けの売り上げが伸長、主力の砂糖事業での原材料コスト抑制も寄与し、 10年3月期の連結純利益は一転増益見通しとなった。収益好転を評価 した買いが先行し、一時8.7%高の150円と2週間ぶりの水準を回復。

加賀電子(8154):6.2%安の969円。7.1%安の960円まで下落 し、3カ月ぶりに1000円の大台を割り込んだ。事務機器メーカー向け EMS(受託生産)、遊技機器メーカー向けの部品販売がともに振るわ ず、10年3月期の業績予想を下方修正した。連結営業利益は一転減益 見通しとなり、収益環境の厳しさが嫌気された。

イズミ(8273):4%安の1280円。三菱UFJ証券は15日、 投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(市場平均並み)」に 引き下げた。

メイテック(9744):3.3%安の1604円。7.3%安の1537円まで あり、約2カ月ぶりの安値を付けた。顧客先メーカーが研究開発費を絞 り込んでいる関係で技術者の稼働率が低下、15日に上半期(4-9 月 期)業績予想を減額、減配も公表し、失望売りが膨らんだ。

鉄鋼株:大同特殊鋼(5471)は2.7%高の349円、住友金属工業 (5405)は0.9%高の228円、JFEホールディングス(5411)は

0.9%高の3230円、新日本製鉄(5401)は1.2%高の339円。JPモ ルガン証券は15日、大同特鋼と住金、JFEHD、新日鉄の投資判断 をいずれも「オーバーウエート」、神戸製鋼所(5406)と東京製鉄 (5423)を「中立」に新規に格付けした。 神戸鋼、東製鉄も堅調。

ツルハホールディングス(3391):0.6%高の3630円。 みずほ 証券は15 日、投資判断を新規に「1(強い買い)」に設定した。出店 と積極的なM&A(企業の合併・買収)によるシェア拡大を評価する。

ポイント(2685):0.7%高の5860円。一時1.7%高の5920 円 と52週高値を更新。主力の婦人服ブランドが堅調、上半期(3-8月 期)業績は会社計画を上回ったとみられている。衣料品専門店企業が販 売低迷に悩む中、相対的な強さが継続的な投資資金の流入につながった。

大研医器(7775):12%高の2800円。9月30日付の株主名簿に 記載された株主を対象に1株につき2株の割合で株式を割り当てると 15日に公表。業績好調で増配も見込める上、株式流動性が高まるとの 期待もある。

マネックスグループ(8698):4.1%安の3万4750円。JPモル ガン証券は16日、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」、目 標株価を4万7500 円から3万9000円に引き下げた。売買代金低迷の 割に、株価が高止まりしているとの判断。

シークス(7613):100円(13%)高の866円ストップ高まで買 われ、52 週高値を更新。いちよし経済研究所では15日、投資判断 「買い」の判断を確認。同社は電子・電機部品、自動車部品の商社。

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