大研医器株が急反発、1株を2株に分割-医療機器好調で高成長期待

医療用吸引機などを手掛ける大研 医器株が一時、前日比11%高の2780円と急反発。日中の上昇率では 約2週間ぶりの大きさになった。9月30日付の株主名簿に記載された 株主を対象に1株につき2株の割合で株式を割り当てると15日に公表。 業績好調で増配も見込める上、株式流動性が高まるとの期待もある。

大研医器の主力製品は、手術中の血液や体液を吸引する「フィット フィックス」(1990年発売)。天ぷら油を固める凝固剤をヒントに開 発された同社のロングセラー商品で、血液暴露による医療関係者の院内 感染などを予防できる。

岡三証券の岡部諭吉シニアアナリストは、「ニッチな分野で高シェ アを有しており安定成長が期待できる。海外市場に打って出る脳保護装 置での成長など切り口がいろいろあり、いずれは売上高100億円とい う展開も描ける」と評価。フレッシュな医療機器銘柄として、今後投資 家の注目を集めるだろうと予測している。

ブルームバーグ・データによると、担当アナリスト3人による大研 医器の来期(2011年3月期)業績予想の平均は、売上高が63億円 (今期会社推定比13%増)、営業利益が9億6800 万円(同33%増)。 同社の海外売上高の実績は2億円弱だった。

大研医器の発行済み株式総数は株式分割後に796万株になる予定。 配当予想については変更しなかったが、同社総務部の今井拓磨氏は「し かるべきタイミングがくれば、増配についても発表したい」と述べ、株 主還元策の拡充に前向きな姿勢を示していた。

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