新日鉄株高い、循環回復局面入りとJPモルガン新規強気(Update1)

新日本製鉄やJFEホールディン グスなど鉄鋼株が軒並み高い。鉄鋼需要の改善により業績回復への期待 感が強まる中、JPモルガン証券が15日付で、鉄鋼株の新規調査を開 始した。新日鉄とJFE、大同特殊鋼、住友金属工業の4社の投資判断 を「オーバーウエート」としており、買い安心感が広がった。

新日鉄株は一時前日比3.3%高の346円、JFEHDは2.2%高 の3270円、大同特鋼は同4.1%高の354円、住金が同2.7%高の232 円まで上昇。東証1部の業種別33指数で、鉄鋼は上昇率上位に入る。

JPモルガン証の岸本章アナリストは投資家向けメモで、「鉄鋼 市場の循環的回復局面入りが明確となり、2012年3月期まで収益回復 が視野に入った」と指摘。高炉各社のコスト競争力が向上しており、高 級鋼やミドルレンジ鋼材分野での中期成長シナリオを描くことができる とした。さらにヒストリカルで見ても、株価には「市場回復局面でのバ リュエーション切り上がりの余地がある」と、岸本氏は見る。

新日鉄の2010年3月期の連結経常利益予想は、会社側がゼロ、ブ ルームバーグ・データにあるアナリスト12人の予想平均値は150 億 円。これに対し、JPモルガン証では270億円を見込む。09年度単独 粗鋼生産2600万トンをベースに、10年3月期下期には1380億円の経 常利益へと回復すると予想。岸本氏によると、「通期ベースで経常黒字 を達成する確度はより高まってきた」という。

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